稚内建管、総事業費2億円を試算
稚内建管は、幌延町にある道道上問寒幌延停線の防災安全交付金雪寒として堆雪幅確保の初弾工を6月10日にも制限付き一般競争公告する。山間部の安全な通行確保を目的に、延長1060mにわたり1次・2次堆雪幅を確保する。事業完了は2023年度、総事業費は約2億円を試算する。
同路線は幌延町郊外にある道道上問寒問寒別停線との交点を起点に同町1条北1丁目のJR幌延駅までを結ぶ延長27.2kmで、幅員は車道が2.75mずつの2車線、路肩が1mずつとなっている。起点側の山間部はカーブも多く、積雪時にはスリップによる事故の危険性も高いことから、堆雪幅を確保する方針を決めた。
工事概要は山間部の延長1060mにわたり、1次堆雪幅両側1.5mずつ、2次堆雪幅両側3.5mずつを整備する。22年度は、21年度補正の繰り越し分を含めた事業費7500万円を投じ、掘削2000m³と排水を施す。