稚内幌延線で幌延町市街地の400mを拡幅 稚内建管

2022年05月25日 17時15分

総事業費2.2億円、23年度着工 歩行者の安全通行確保

 稚内建管は2022年度、道道稚内幌延線防災安全交付金交安歩道拡幅を新規事業化した。歩行者の安全通行確保を目的に幌延町市街地で延長400mにわたり歩車道を計3m拡幅する。事業期間は24年度まで、総事業費は約2億2000万円を試算。22年度は用地測量や地質調査などを進め、23年度の着工を目指す。

 同路線は稚内市声問4丁目の国道238号との交点から幌延町新興の国道40号との交点を結ぶ延長57.1km。稚内市と幌延町を結ぶ主要道道で、国道40号を補完する重要路線に位置付けている。沿線には稚内空港や沼川市街、有明市街があり、地域生活道路や緊急輸送道路としての役割を担う。

 歩車道拡幅の対象箇所は幌延町6条北1丁目の養寿寺に面する交差点から同3条北1丁目8の2の幌延郵便局が面する交差点までの400m。幌延小の通学路となっているものの、歩道幅が狭く安全な通行に支障を来しているほか、車道もわだちやクラックが発生している。

 これらの課題を解消するため、計画では現況幅員の車道5.5m、路肩両側1mずつ、歩道両側1.5mずつの計10.5mから、車道6m、路肩両側1.25mずつ、歩道両側2.5mずつの計13.5mへと拡幅する。

 22年度は、用地測量や地質調査、擁壁設計、物件調査、用地買収、用地補償に2000万円を投じる。


関連キーワード: 北海道庁 宗谷 道路

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • web企画
  • 古垣建設
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,399)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,267)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,233)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,118)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (836)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。