総合評価実績評価Ⅰ型で
札幌市水道局は、配水幹線基本整備計画に基づく平岸配水池系の連続耐震化のうち、北幹線耐震化を7月中旬ごろに総合評価実績評価Ⅰ型で公告する。対象は土木A1の市内業者による特定共同体を想定。同下旬にも開札する。5月末公表の発注見通しでは、概算工事費5億円以上としている。
地震による施設の被害に備え、市内4つの基幹配水池(藻岩、平岸、清田、西部)から各配水区域末端までをつなぐ幹線の連続耐震化に取り組んでいる。
今回の対象は中央区南1条東6丁目から北1条東6丁目まで。総延長310mで、うち300mを推進工法で進める。1500㍉のさや管に、挿入管は口径1000㍉のNS形ダクタイル鋳鉄管を使用。残り10mは開削工法で、推進工法と同様の管を用いる。
このほか、空気弁と弁室を設置。工期は510日間としている。
平岸配水池系の連続耐震化は2030年度までの完了を目指す。22年度は、関連工事でWTO対象案件の平岸第1幹線耐震化その4を12月ごろに公告する予定だ。