新1系焼却施設の関連工事
札幌市は西部スラッジセンターの1、2系焼却設備の関連工事として、脱水汚泥移送機械設備を近く一般競争公告する。旧施設関連の衛生設備、機械設備も月内に順次公告する予定。脱水汚泥移送設備と旧施設の機械設備は機械設備、衛生設備は管Aのいずれも単体を想定し、7月上旬から順次開札する。
手稲区手稲山口322にある西部スラッジセンターは、豊平川左岸の創成川水再生プラザなど7施設で発生した汚泥を脱水、焼却する施設。現在、設置から40年以上が経過した1、2系焼却施設の改築に取り組んでいる。
脱水汚泥移送機械設備は新1系施設の関連工事。汚泥処理に異常が発生した場合に、脱水汚泥をほかの系列に移送し処理するための汚泥引き抜き設備を新設する。7月下旬ごろに着工し、2024年3月中旬ごろの完了を目指す。概算工事費は1億円以上2億5000万円未満としている。
旧施設関連の機械設備は、解体する1、2系焼却施設にある共通配管設備の切り替えなどを進める。加えて、2次処理水の運用を変更するため、手稲水再生プラザへの処理水送水ポンプを更新する。概算工事費は2億5000万円以上5億円未満。工期は8月中旬から24年3月中旬までとする。
衛生設備は、1、2系施設の給湯設備をその他の施設へ移設する。上水配管の切り回しなどを実施するほか、換気設備、自動制御設備の一部改修を計画。移設に伴う一部天井解体、復旧にも取り組む。工期は7月下旬から24年2月中旬まで。概算工事費は1億円以上2億5000万円未満としている。