函館市は、社会資本整備総合交付金などを活用する2023年度の市道関連事業1次要望に事業費ベースで18億610万円を積み上げている。街路は3・4・66号日吉中央通湯川工区を推進。道路は日暮し通でのロードヒーティング修繕を新規に求める。JR函館駅前・大門地区でのにぎわい創出に向け、公園通2号線での歩道拡幅にも着工したい考えだ。
社交金分は、街路で6億9000万円を要望する。3・4・113号昭和団地通神山工区が22年度で完了する見込みのため、3・4・66号日吉中央通湯川工区の1路線のみとなる。
同工区は24年度までに延長900mを拡幅する事業で、23年度は開進橋(橋長19.6m)を延長11mのボックスカルバートに置き換える。用地買収や移転補償も進める。
道路は3億9520万円。片側歩道を設置している西桔梗中央線で204m、路盤改良に取り組んでいる堀川広路で292m、旭広路で370mの施工を想定。日暮し通のロードヒーティング199mの修繕を新規要望し、23年度は実施設計と機器類の修繕をしたい考えだ。
道路分にはこのほか、道路案内標識の実施設計費と設置費5基分、照明灯施設点検412基分を計上した。照明灯は西部地区などにあるガス灯を模したデザイン照明を対象としている。除雪費は564路線分、1億4310万円を求める。
湯川地区で進める都市再生整備分は2億300万円を要望。中環状通で足湯があるポケットパークのレイアウト変更を進める。温泉通は延長230mの道路改良や照明設置を想定し、湯川1―25号線は24年度の着工に向けて資材価格調査に入る。
道路メンテナンス事業補助の要望に2億9990万円を挙げた。石川橋など7橋の橋梁修繕費を求める。橋面防水や塗装塗り替え、伸縮装置の交換を計画。第2万年橋跨線人道橋の撤去費も盛り込んだ。
通学路安全対策補助は、昭和4―11号線での道路改良217m、旧小田島川の埋め戻し240mの施工に向けて4800万円を要望。無電柱化推進計画補助に1500万円を計上し、公園通2号線の実施設計に着手したい考えだ。
都市構造再編集中支援を活用する、函館駅前・大門地区の活性化に向けた道路整備には1億5500万円を求める。
歩行環境改善を目指し歩道拡幅などをする公園通2号線は、延長200m分として1億3500万円を要望。広場整備を計画する東雲広路は測量調査や実施設計に向けて2000万円を計上し、24年度の着工に備える。