レンタルラボ誘致を検討でニーズ調査に着手へ 札幌市

2022年06月29日 08時00分

薬品実験など研究室 イノベーション拠点構築に向けても調査

 札幌市経済観光局は、化学などの分野で装置や薬品を使って実験するための研究室となるウェットラボの環境構築に向けたニーズ調査に着手する。加えて、スタートアップなどのイノベーション拠点構築に向け、求められる機能を調べる。これらの調査結果を基礎資料とし、今後のレンタルラボ誘致などに生かす考えだ。

 市は健康医療・バイオ分野やIT分野などのスタートアップ育成に力を入れている。ウェットラボ機能としては北大ビジネススプリングや札幌市エレクトロニクスセンターなどがあるが、満室や空きが少ない状況だ。

 バイオ分野は薬品を使った実験などが多く、研究に使用する薬品などをこぼした場合でもすぐに水で洗い流すことができるよう床をウェットラボ仕様とすることや、吸排気設備完備など施設の制約がある。

 今回の調査では、ウェットラボ機能を備えた新たなレンタルラボ施設の市内への誘致検討に向け、入居者となる企業ニーズを把握する。

 先端的な研究・開発機能の地方設置の動向調査や先進事例のヒアリングを予定。加えて、ビジネススプリング入居企業や北大構内で新たにスタートアップを狙う研究者、北大と共同研究する道外企業のニーズ把握を見込む。

 ヒアリングでは施設の仕様や広さ、部屋数、賃料などを調査。これらを踏まえ、必要な規模や宿泊などニーズの高いオプション機能、施設に期待する実験レベルのほか、事業性の検討や運営・施設整備を担う事業者に対するサウンデング調査を計画する。

 一方、イノベーション創出拠点構築のニーズ調査で首都圏と地方の拠点施設を対象にヒアリングし、札幌市内に新たな拠点を構築する際の施設機能などを分析する。

 同局は24日付で関連業務を公募型プロポーザル公告。参加意向申出書を7月11日、企画提案書を同20日まで受け付けている。予算規模は税込み1700万円で、履行期間は2023年3月15日までとする。


関連キーワード: さっぽろ圏

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • オノデラ
  • 古垣建設
  • web企画

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

旭川大学公立化 名称は「旭川市立大学」に
2022年01月18日 (4,206)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (3,101)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,739)
おとなの養生訓 第126回「なぜ吐くのか」 空腹時...
2017年12月22日 (1,513)
おとなの養生訓 第44回「肥満と発汗」 皮下脂肪が...
2014年04月25日 (1,502)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第236回「コロナと換気」。外気を取り入れてウイルスを排除しましょう。

連載 旭大公立化
まちづくりの行方
new

旭大公立化 まちづくりの行方
23年の公立化を控え市内の不動産業者が反応、分校舎の立地にも注目が集まっている。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第21回「導入進む『メンター制度』」相談できる相手がいれば、経営者も自身を持って経営判断できるようになります。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第22回「『CUDマーク』をご存じですか?」。すべての人にとって見やすい色情報の証です。