久原本家グループの久原本家食品(福岡県久山町猪野1442、河辺哲司社長)は13日、恵庭市内に新築した北海道工場の内覧会を開いた。道内初の製造拠点で、S造、平屋、延べ6000m²の規模。約50億円を投じた。20日に稼働開始し、道産食材を用いた商品製造や新製品開発に取り組む。
清水建設の設計・施工で、戸磯2006の1の6万28m²に建てた。
同グループは、2019年8月に道産食材を用いた商品を製造・販売する北海道アイを設立。工場では鍋スープをはじめ主に同社の商品を製造するほか、新製品開発を進める。工場完成に伴い、本社を札幌市から恵庭市に移した。
北海道アイの松村伸一郎社長は「久原が北海道に来て良かったと言ってもらえることが全て。いろいろな縁をつないで、新しいものづくりを進めたい」と意気込みを示した。
久原本家グループの浅野高弘常務は「北海道の食材を独自の技術で加工し、付加価値を高めて提供したい」と述べた。