豊星橋架設へ実施設計 旭西橋など長寿命化補修も
旭川市は、国費を活用して実施する2023年度の道路・街路事業の交付金・補助事業の1次要望で、合計19億7510万円を積み上げている。交付金を活用する街路事業では永山東光線の仮称・豊星橋架設の実施設計に5000万円を要望。道路メンテナンス補助で旭西橋、神楽橋の長寿命化補修なども予定する。
国の社会資本整備総合交付金や補助事業に要望している工事や委託の事業費をまとめた。
交付金の都市計画道路は22年度当初比12.2%増の9200万円を要望。このうち5000万円は永山東光線の仮称・豊星橋架設に向けた実施設計に充てる。予備設計では橋長151m、4径間の鋼橋を想定しているが、道が同橋の隣接工区を新たに事業化する必要があるため、連携して要望する考えだ。
神居旭山通は50mの改良・舗装に4000万円を充てて事業を完了させる。都市防災総合推進事業による生活道路整備には16.9%減の1億8960万円を計上。神居1・2条道路2号線、東光4条6丁目1号線など5路線が対象だ。
道路・橋梁整備費としては補助・交付金合わせて2%増の16億9350万円を見積もる。このうち道路メンテナンス補助は10億3940万円と大半を占め、橋梁長寿命化の修繕として旭西橋、神楽橋、功橋など14橋を整備するほか、花咲橋と平成大橋の2橋は耐震補強を継続する。
橋梁、横断歩道橋など道路構造物の点検も推進。道路交通安全施設等整備補助では2路線の歩道整備合計360mに1億500万円を計上するほか、通学路の安全対策として忠和6条道路拡幅のための河川ボックスカルバート化51mに2億円を投入する。
防災・安全交付金には3億810万円を措置。雨紛1号共栄道路線のロードヒーティング改修に1億600万円、平成大橋の防護柵設置に2420万円などが主なところで、31kmにわたる路面の陥没調査や道路照明灯420基の点検なども盛り込んでいる。