霞ケ関キャピタル、道内で住宅型有料老人ホームの整備促進

2022年08月04日 18時47分

札幌に2カ所目計画

 霞ケ関キャピタル(東京都千代田区霞が関3丁目2の1、河本幸士郎社長)は、道内で住宅型有料老人ホームの整備を促進する考えだ。札幌市内で開業した「パルム澄川ホスピス」を皮切りに2カ所目の施設を中央区南5条西8丁目で計画。年内の着工を目指して設計を進めている。ことしに入って本格的にヘルスケア事業に参入。ホスピス住宅を中心に全国で100施設の展開を目標に掲げている。

 新施設は6階建て、延べ約3000m²、60室の規模を見込む。1階に店舗の入居を予定。ホスピスの機能を備え、看護師と介護士が訪問して入居者の生活を支援する。

 建設地は札幌市中央区南5条西8丁目12の3の敷地560m²で、現状は更地。周辺にはホテルなどがあり、地下鉄南北線すすきの駅が徒歩圏だ。当初はホテル開発を計画していたが見直した。

 道内は全国を上回るペースで少子高齢化が進んでいる。霞ケ関キャピタルの担当者は「北海道はサービス付き高齢者向け住宅は多くあるが、終末期対応のホスピス住宅は少ない」と指摘する。

 今後の需要を見込み、札幌市内で有料老人ホーム・デイサービスの運営を担う、きずな(本社・札幌)と連携し、全国に先駆けてパルム澄川ホスピス(南区澄川5条3丁目3の41)を7月に開業した。

 ヘルスケア事業は全国展開を図るが、「パルムシリーズは北海道を中心に広めたい」と話す。将来的には、回復期リハビリテーション病院などヘルスケア関連施設も視野に入れているという。


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