橋梁長寿命化に4億円 北見市の23年度道路メンテ補助要望

2022年08月24日 16時41分

中富橋補修など 朝日橋架け換えは床版、橋面に着手

 北見市は、2023年度の道路メンテナンス補助を活用した橋梁長寿命化関連の1次要望として4億円程度を積み上げている。北見自治区にある中富橋や留辺蘂自治区の瑞穂橋など5橋の補修を盛り込んだほか、継続の朝日橋架け換えで、床版や橋面の工事に着手する考え。秋にも本要望を挙げる見通しだ。

 橋梁補修は5橋に3億円を求めている。北見自治区は、西18号道路の中富橋(橋長44.6m、1971年建設)、夕陽ケ丘通道路の緑大橋(同33.5m、81年建設)、美里上仁頃18号道路の青山橋(同20.8m、66年建設)の3橋を進める。

 留辺蘂自治区は留辺蘂町瑞穂栃木線の瑞穂橋(橋長30・9m、63年建設)、常呂自治区は常呂町川東線の日吉橋(同245.8m、72年建設)となっている。

 中富橋は桁塗装塗り替えや床版のひび割れ補修を計画。緑大橋は伸縮装置取り換え、上下部のひび割れ補修、断面修復、支障補修などを実施する。青山橋は床版や下部のひび割れ補修、桁塗装塗り替え、断面、支障の補修を見込む。

 瑞穂橋は伸縮装置取り換えをはじめ、床版や下部のひび割れ補修、断面修復、橋面補修、地覆の断面補修を予定。日吉橋は桁塗装塗り替え、支障補修に取り組む。

 継続の朝日橋架け換えには5000万円を要望。留辺蘂自治区大和で無加川に架かるシケレベツ沢線の朝日橋は、河床低下による橋脚基礎底面の浸食が進行しているため、現橋の位置で架け換えを進めている。

 新橋は橋長56.2m、幅員7.5m。上部は単純合成鋼板桁、下部は河床低下の影響を受けないよう橋脚をなくし、逆T式橋台2基の1径間とする。23年度は床版や橋面、水道管添架を進め、同年度内の完成、供用を目指す方針だ。

 このほか、橋梁点検は147橋で5000万円をみている。


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