参加表明を9月2日まで受け付け
浦河町は旧浦河駅周辺整備基本構想を策定する。駅周辺を対象に既存施設を活用した再整備や地域振興に向けた新施設の入り込み、アクセス道路の計画などまちの活性化に向けた整備案をまとめる。策定業務を公募型プロポーザルで募集していて、参加表明を9月2日まで受け付ける。
2021年4月1日付で廃止となった旧JR日高線(鵡川―様似間)の旧浦河駅周辺地区を対象に、地域活性化につながるような土地利用を図る。
地域交通や物流を支えた鉄道の歴史、役割を生かす基本構想を策定し、まちへの観光客誘致や旧日高線の銘記などを目的とする。
計画対象範囲は旧浦河駅周辺地区(面積約7800m²)と、旧浦河駅舎(W造、平屋、延べ117m²)、旧荻伏駅舎(S造、平屋、延べ16m²)、旧東町駅舎(W造、平屋、延べ19m²)などを含む荻伏町の荻7号線踏切から西幌別の町立博物館前までの線路沿い約20kmとする。
整備に向け、町民らから旧日高線跡地や線路を利用したトロッコの運行、案内所や道の駅など観光拠点としての旧浦河駅の利活用、サイクリングロードの新設などのアイデアが挙がっている。
基本構想には①計画準備②現況把握③整備についての要請整理④基本方針の検討⑤整備案の検討⑥概算工事費などの算出⑦事業手法などの検討⑧打ち合わせ協議―を盛り込み、技術提案を求める。
参加表明受け付け後、参加資格結果を9月9日に通知。提案書や見積書を20日まで受け付け、22日にプレゼンテーションを予定する。最優秀提案者は28日の選定を見込んでいる。
委託期間は23年3月24日まで。提案上限額は税込み530万2000円とする。
参加表明に必要書類や仕様書、要項は町のホームページからダウンロードできる。