原子の沢川総合流域防災を23年度事業化要望 稚内建管

2022年08月25日 17時10分

 稚内建管は、幌延町内を流れる原子の沢川総合流域防災の2023年度新規事業化を要望している。河道内を掘削して河川流水断面積を広げ、浸水被害防止を目的とする。計画期間は23―27年度までの5カ年。総事業費は約5億円を見込む。

両岸に牧草地が広がる原子の沢川

 幌延町内にある北緯45度の碑付近の農地を流れる天塩川水系の原子の沢川では、19、20年と連続して浸水被害が発生した。これは流域が標高の低い平地で構成され、河川流水断面積も小さいことから洪水被害が発生しやすい構造となっている。

 また、流域面積の約4割が農耕地として利用されており、特に河川沿いは牧草地として利用されていることから、度重なる牧草地への冠水被害防止として河川改修が求められている。

 事業区間は国道40号に架かる大礼橋から上流約1.7kmの区間。河道内を掘削し、河川流水断面積を確保する。事業化されれば、23年度は設計や測量に取り掛かり、24年度に用地買収、25年度の着工を予定している。


関連キーワード: 河川 稚内

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 日本仮設
  • 川崎建設
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,405)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,309)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,292)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,093)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (993)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。