径2mのヒューム管900m 総事業費13億円試算
旭川市水道局は、石狩川左9―1号幹線雨水排水路新設の2023年度着工を要望している。流通団地の中央橋通に管径2mのヒューム管900mを新たに埋設することで、道路冠水を防ぐ。総事業費には13億円を試算しているが、必要に応じて整備延長を短くする可能性もある。
整備区間は中央橋通の永山北1条7丁目付近から道道鷹栖東神楽線交点までの900m区間。道路排水は整備されているものの、16年8月豪雨などの大雨で排水能力が足りず、道路が冠水する被害が発生している。
対策として大型の雨水排水管を道路に埋設して、排水能力の向上を図る。23年度の国費概算要望では事業費ベースで1億円を要望していて、50mの整備を進めたい考えだ。
計画上は28年度までの6カ年で完成させることにしている。一方で必要な流下能力が得られて、冠水が解消できれば途中で整備を打ち切ることも検討している。