総事業費は11億円 29年度完了へ
札幌市下水道河川局は2023年度、新川西川の改修に着工する。延長は1.4km。29年度の完了を目指し、総事業費は11億円を見込む。23年度は約2000万円を要望し、合流点への排水施設設置を計画している。
北区を流れ、発寒川に合流する準用河川。13年と18年の豪雨で道路冠水や床下浸水が発生したことから、治水安全度向上を目的に20年度に事業着手した。
改修区間は発寒川合流点の下流端から新琴似1番線の上流端まで。計画流量は毎秒2―4m³となっている。
排水施設、両岸積みブロック護岸1.4kmと、延長33mの函渠を新琴似1番線に3基、道道樽川篠路線(西5丁目樽川通)に1基施工する計画だ。
21年度は測量と地質調査、護岸実施設計、22年度は合流点工事に関して関係機関と協議。並行して用地買収と西5丁目樽川通の予備・実施設計を進めた。
23年度の合流点排水施設設置を皮切りに、24年度からは護岸工を予定している。