工事費は3.5億円
千歳市は消防総合庁舎大規模改修を早ければ2023年8月に発注する。23―24年度の2カ年工事で、概算工事費は3億5869万7000円。配水管や衛生設備などの老朽改善に加え、出動準備室や資機材保管庫を新設し、消防機能の強化、災害対応の迅速化を目指す。
東雲町4丁目1の7にある消防総合庁舎(RC造、地下1地上2階、延べ2560m²)は、1978年11月に供用開始した。
配水管や衛生設備、給湯設備を改修。空調設備は電気式のエアコンに交換して省エネを図るほか、照明LED化、トイレ洋式化に取り組む。
消防機能強化では仮眠室を書庫に移し、空いたスペースを出動準備室として活用。書庫はボイラ撤去後の地下に設ける。このほか、車庫に資機材保管庫を新たに備え、利便性の向上を図る。
ボイラ撤去や配管関係など地階関連と1階の工事を終えた後、2階の施工に入る考え。基本設計は北海道建築設計監理で17年度に終え、実施設計を綜企画設計で進めている。
工事費は基本設計で4億円とし、20年度に市建築課が3億4000万円と試算。その後、同課が約3億5000万円と再度算出したが、資機材高騰に伴い増額する見通しだ。