区画整理で整地35haなど
上川総合局産業振興部が施工を進めている経営体旭正北中央地区(旭川市)の2023年度事業要望が判明した。要望額は7億3000万円で、区画整理として整地35haと暗渠37ha、用水路2.2km、耕作道2.7kmの整備を目指している。
旭川市南東部に位置する同地区は、水稲を中心とした稲作地帯。ほ場を大区画化し、暗渠や用排水路を整備することで生産効率の向上を図る方針だ。
事業期間は18―26年度で、総事業費には23億9000万円を見積もった。全体計画では、区画整理として整地111ha、暗渠103ha、用水路8.5km、排水路5.6km、耕作道10.1kmを施工する計画だ。
22年度は事業費2億6108万円を措置。工事としては整地7haと暗渠3ha、用水路0.4km、排水路1.2km、耕作道1.3kmが対象となる。
23年度以降の残事業費は、14億1227万6000円で、23年度は整地35haと暗渠37ha、用水路2.2km、排水路1.7km、耕作道2.7kmを整備したい考えだ。
暗渠はビリ砂利を疎水材として合成樹脂管を布設。用水路は600―700㍉のダクタイル鋳鉄管と150―500㍉の硬質塩化ビニール管を使用し、排水路は250―400mmの合成樹脂管を採用する計画となっている。