宗谷総合局農村振興課は、道営草地歌登3地区(枝幸町)の草地整備に新たに取り組む。2024年度は調査設計に着手し、25年度から着工する計画。総事業費は5億1000万円を見込み、28年度の完了を目指す。
胆振総合局農村振興課は5月、水利施設整備基幹水利施設保全型むかわ町川西第2地区の工事2件を制限付き一般競争公告する見通しだ。どちらも対象は農業土木A等級の単体か共同体。6月にも簡易型総合評価で入札する。工事費に合わせて4億6000万円をみている。
留萌開建は、天塩町で事業展開している国営総合農地防災産士地区について、2024年度以降の残事業費として25億円程度を見積もっている。暗渠と付帯明許が主な整備内容。25年度の事業完了を計画していたが、飼育牛に与える輸入飼料が高騰していることから、牧草地の一部に放牧できるよう、受益者と協議し26年度に延長した。
留萌開建は、国営かん排羽幌用水地区(羽幌町)の着工に向けて、2024年度は土地改良事業地区調査に取り掛かる考えだ。事業手法や総事業費といった事業計画を立てるもので、一般的には3カ年ほどかけて進める。同地区ではダムや頭首工の経年劣化が目立つことから、地区の安定的な営農形態を維持する方法を詰める。
小樽開建が整備している国営かん排中後志地区の進捗状況がまとまった。初弾の倶知安幹線用水路更新は年度末で4分の1程度を終える。メインとなる双葉ダムの改修は2025年度以降の着工を計画。24―32年度の事業費に100億円超を残している。