上川総合局産業振興部が上富良野町で進める、経営体東中東部地区の2023年度事業要望が判明した。区画整理54haと、区画整理外の用排水路整備4.3kmを計画している。
同地区は上富良野町南東部に位置し、水稲をはじめ小麦や大豆、バレイショなどを組み合わせた複合営農を展開している。手狭なほ場を大区画化し、用排水路整備を図ることで生産効率の向上を目指す。
23年度は区画整理として整地54ha、区画整理外では用排水路整備として4.3kmを進めたい考え。23年度以降の残事業費は8億6402万1000円を試算している。
事業期間は15―24年度の10カ年。総事業費には57億7000万円を試算する。
10カ年の全体計画では、区画整理のうち整地114ha、暗渠144ha、用水路15.8km、排水路11.5km、客土51haを計画。区画整理外では、用水路15.1km、排水路8.7kmを整備する。
暗渠はビリ砂利を疎水材として合成樹脂管を布設。用水路は硬質塩化ビニール管とFRPM管を使用し、排水路はV形トラフで整備する考えだ。
事業費ベースの進捗率は22年度までで85%となっている。