札幌市建設局が詳細を調整
札幌市建設局の八木直之雪対策室長は7日の市議会第2部決算特別委員会で、大雪時に除排雪作業の応援をする事業者が協力しやすい環境をつくるため、応援業者に対し、総合評価での加点を視野に入れていること明らかにした。応援の範囲など詳細を関係部局と調整している。小田昌博氏(自民党)に対する答弁。
昨シーズンの大雪対応では、各区の災害防止協力会などを通じ、除排雪業務を受託していない業者からの応援があった。こうした事業者へのインセンティブの検討状況を尋ねられ、八木室長は「今後は大雪時に除排雪作業の応援をしてもらった事業者の実績について、総合評価で加点対象とする方向で、応援の範囲など詳細を調整している」と述べた。
また、豊平川河川敷の雪堆積場に関し「雪堆積場が少ない中心部の除排雪を進める上で大きな役割を担っている」との認識を示した。
その上で、河川敷地の利用状況を調査したほか、北海道開発局と協議して増設の方向性について了承を得たと説明。八木室長は「今冬はダンプトラックの搬入経路や周辺環境を踏まえ、市内中心部の豊平川に3カ所増やして12カ所となる見込みだ」と答弁した。
3カ所で計30万m³の受け入れ容量を想定し、12カ所で230万m³を確保する見通しだ。