真駒内篠路線―西5丁目線2880m
札幌市建設局は北15条線のうち、真駒内篠路線―西5丁目線間で電線共同溝の整備を計画している。施工延長は両側で2880m。2022年度は予備設計を進めていて、23年度に実施設計に着手したい考え。24年度の着工を目指している。
市は旭山公園米里線や北3条線などで電線共同溝を整備。無電柱化を進めることで、台風や地震時に電柱が倒れることによる2次災害の防止効果や、都市景観の向上などメリットがある。
北15条線は東区と北区にまたがり、車道6車線20.5m、歩道両側8m、中央帯7.5mの全幅36m。整備対象区間は東区北15条東8丁目から北区北15条西4丁目まで、延長1420mとする。
北15条線は市営地下鉄南北線の北12条駅、北18条駅、東豊線北13条東駅から医療機関や学校施設など公共施設へのアクセス道路。歩行者が多く、安全で快適な歩行空間の確保が必要となっている。
加えて、第1次緊急輸送道路に指定されているため、防災機能の強化が急務だ。
22年度は東亜エンジニアリングで予備設計と路線測量を進めている。履行期間は23年3月17日までで、予備設計の結果を踏まえて実施設計の着手区間などを固める考え。電線共同溝と合わせてバリアフリー工事も想定している。