北見市常呂自治区は市常呂まちづくり協議会に、2023―25年度を期間とする市第2期総合計画第5次実施計画への要望事業案を示した。老朽化が進む公住北進町団地建て替えは初弾となる1、2号棟8戸新築などを盛り込んだ。計画期間内に事業費6億4240万円を試算する。このほか、常呂町基線道路整備や常呂町スポーツセンター改修に向けた実施設計などを挙げている。
協議会は常呂自治区内の一般市民らで構成。市第2期総合計画第5次実施計画策定に向け、同自治区が反映を求める事業について協議し、11月に答申する予定だ。
常呂町常呂に位置する北進町団地は、老朽化が進む既存住戸21棟78戸を再編する。新たな団地は全体で16戸整備する計画で住棟はW造、平屋とする方針だ。
23年度は3億790万円を充て1、2号棟8戸の新築や3、4号棟の実施設計を計画。24年度は3億430万円を投じ3、4号棟8戸新築、25年度は外構整備などを予定する。
道路整備では、常呂町基線道路を盛り込んだ。幅員や路盤厚不足を解消するため改良舗装を実施し、交通安全確保を図る。計画期間内の事業費は3億224万8000円を見込む。23年度は改良舗装260m、24年度は改良舗装485mを施工する見通し。
公住、道路整備以外では、築45年以上が経過し老朽化が進む常呂町スポーツセンター(RC造、2階、延べ2366m²)改修実施設計や、防災行政無線更新、継続の日吉地区複合施設整備などを挙げている。