畑地帯営農用水西足寄地区の23年度以降残事業は6.2億円

2022年10月26日 17時01分

 十勝総合局産業振興部は、畑地帯営農用水西足寄地区の2023年度以降残事業費に6億2500万円を見込んでいる。23年度は末広第2配水池の電気設備と営農用水の管路更新3㌔程度を要望。どちらも23年6月ごろ発注する考えだ。24年度の完了を目指す。

 同地区は足寄町と本別町にまたがり、主に乳牛を扱う酪農地域。1959年から整備した営農用水施設は老朽化で漏水が発生。トラック運搬で家畜用水を確保していて、水の安定供給が急務となっている。配水池や配水管の処理能力を高め、大規模農業による水不足を解消する。

 19年度に着手。22年度末の進捗は5割程度となる見込みで、本別町内の工事は完了した。受益戸数は69戸、受益面積は3405ha。総事業費は13億900万円を試算する。

 営農用水の管路更新は、礎幹線と柏倉幹線の2カ所が対象。口径75―100㍉のダグタイル鋳鉄管とHPPE管を想定する。23―24年で残る4.9㌔を進める見通しだ。

 末広第2配水池は、23年度に土木工事、24年度に電気設備工事を進める考え。建設地は礎幹線の中間地点で、配水池の容量は44.7m³となる。既存の末広配水池の改修は終えている。


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