函館開建 229号冷水橋架け換えの予備設計概要が判明

2022年10月28日 16時57分

 函館開建が八雲町内で架け換えを計画している229号冷水橋で、予備設計の概要が判明した。橋長73.1m、全幅12.5m。2022年度は詳細設計を進めている。用地買収が必要な箇所があることなどを踏まえ、具体的な施工スケジュールは今後固める。

 現橋は1959年に完成した。熊石地域を流れる冷水川の河口付近に架かる5径間単純RCT桁橋5連で、橋長は70.6m、全幅は6.5m。下部は直接基礎の控え壁式橋台2基と、直接基礎の壁式橋脚4基で構成している。

 完成から60年以上が経過し、凍害、塩害による損傷が進行。ひび割れやコンクリート剥落が目立ち、内部の鉄筋の露出と腐食も見られることから21年度に架け換えを事業化した。

 新橋は2径間連続ポステンPCT桁橋を想定。幅員構成は地覆0.4m、歩道片側2.5m、路肩両側2.5m、車道6.5m、地覆0.6mとした。下部は場所打ち杭基礎の逆T式橋台2基、場所打ち杭基礎の壁式橋脚1基となっている。架設位置は現橋から少し海側にずれる。

 予備設計は21年度に中央コンサルタンツが担当。詳細設計も同社で進めている。総事業費は当初30億円程度としていたが、詳細設計を踏まえて精査する。


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