資材高騰で1.5倍
鶴居村は、鶴居中大規模改修の概算工事費に15億円をみている。資材価格高騰の影響から想定の1.5倍に膨らんだ。2023年度当初予算への計上に向けて調整している。主体、電気、機械に分けて指名競争入札する予定で、8月の着工を目指す。
実施設計を進める日本技建が概算工事費を算出。当初、工事費は最大10億円をみていたが、資材価格上昇の影響を受けて増額した。
鶴居東2丁目31の1に位置する鶴居中は、校舎棟(RC造、2階、延べ1842m²)と屋体(S造、平屋、延べ994m²)で構成。1979年度に完成し、老朽化が進んでいて教室が手狭なため改修する。財源には文部科学省の学校施設環境改善交付金の活用を見込む。23年度から2カ年で整備する。
初年度は増築と体育館改修を予定。校舎南側がRC造、2階、延べ860m²、西側がRC造、平屋、延べ100m²の規模で増築する。南側1階に特別支援学級4クラス、ホール、保健室、2階に通常学級3クラス、西側に現在より広い職員室を設ける。
体育館は外壁やサッシを改修し、暖房を更新。男子トイレ5基、女子トイレ2基を新しくする。
2年目は既存校舎の教室を家庭科室や音楽室、理科室、図書室として使えるように整備する。照明LED化や水道管更新、外壁・内壁改修、暖房の更新を計画。1階男子トイレ4基、女子トイレ2基、2階男子トイレ7基、女子トイレ4基を取り換え、各階に多目的トイレを1基設置する。