町内二分しエリア内を自由に移動 江差でマース実証実験

2022年12月10日 09時00分

LINEで配車予約

 町民の足となるか、高まる期待―。江差町は6日、2022年度2度目となる「江差マース」の実証実験を開始した。町内を二分し、各エリア内での移動が可能。23年度以降の実用化を目指して課題や改善点を洗い出す。

LINEでの予約方法を説明する
滝口主事

 町内の公共交通はバスがメインだが、バス路線が幹線道路上にしかなく不便な状況。町民の生活利便性向上などを目標に21年度から実験を重ねている。

 今回は道立江差病院やフードセンターブンテンがある北部、町役場や檜山振興局などが位置する南部と2つのエリアを設定。各エリア内で設定した計43地点と、町民は自宅前でも自由に乗降できる。エリアをまたいでの移動はできない。料金は1日乗り放題で500円。23年1月末まで運行する。

 前回の実験と同様に、電話での自動音声や一部施設に設置したタブレット、町の公式LINEから配車予約できる。予約用のコールセンターも初めて設けた。

 まちづくり推進課の滝口朝主事は「まずは多くの人に体験してもらい、いろいろな意見を上げてもらえれば」と話す。

 公共交通空白地域の解消となるか期待がかかる。(函館)


関連キーワード: 地域交通 桧山

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 北海道水替事業協同組合
  • 日本仮設
  • web企画

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,389)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,280)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,255)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,099)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (918)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。