北広島市が優先交渉者選定
北広島市は、青葉浄水場跡地利活用の優先交渉権者を大和ハウス工業北海道支社(札幌市東区北6条東8丁目1の10、新谷聡支店長)とキタヒロ開発(北広島市共栄505の55、田中勝義社長)で構成する共同体に決めた。宅地13区画と集合住宅9棟、コンビニやカフェなどを整備する。2024年4月下旬に第1期、8月下旬に第2期の竣工を見込む。
青葉4丁目58の1にある敷地1万2625m²を活用する。宅地は1区画当たり約200m²の広さ。一部は店舗併用住宅として、小売店やクリニックなどの誘致を目指す。13世帯45人の入居を見込み、分譲価格は税込み4000万―4500万円を想定する。
集合住宅は2LDK24戸、3LDK12戸の36戸を用意。軽量鉄骨造、2階建てで、120人の入居を見込んでいる。
敷地内に誘致するコンビニには、カフェのほか農産物を販売するマルシェコーナーなどの機能を持たせ、交流拠点とする考えだ。
公募型プロポーザルで事業者を募集し、同者を含め4者が参加。5日の審査を経て、9日に審査委員会が選定結果を市に答申した。提案価格は6125万240円だった。
年度内に契約・引き渡しを終え、23年4月に既存施設の解体を開始する。8月中旬に造成工事に取り掛かり、第1期で整備する賃貸住宅、戸建て、コンビニは24年1月中旬の着工、同4月下旬の竣工を目指す。
第2期の賃貸住宅と戸建ては24年5月中旬の着工、同8月下旬の竣工を予定。12月中旬に販売活動を終える見通しだ。