中標津橋架け換えなど
釧路建管は、中標津町内で進める標津川広域河川改修の2023年度以降残事業として25億3943万円を試算している。23年度は俣落西五条線中標津橋架け換えの詳細設計を要望し、24年度の着工を見込む。
同河川はオホーツク海に注ぐ二級河川で、1988年、2010年、15年に家屋浸水など甚大な被害が発生したため17年度に事業化。中標津橋周辺から町道28線緑豊橋までの延長2600mを対象に、堤防新設や河道掘削など浸水対策に取り組む。総事業費は41億6300万円で、31年度の完了を見込む。22年度末の進捗率は39%。
23年度は中標津橋の架け換えに向けて詳細設計を計画している。橋長79.5m、幅員18mの連続PC中空ホロー桁で、下部は逆T式橋台2基と壁式橋長1基を設置する構想。河川改修に伴い、橋長は現橋より29.5m長くなる。
23年度以降に中標津橋架け換え関連のほか、掘削1500m³(延長68m)、築堤67万130m³(同3212m)、護岸4618m²(同342m)、樋門樋管5基、地質調査などを残している。