札幌市教委、23年度は小中6校改築

2022年12月14日 18時46分

新規で明園小・発寒中に着工

 札幌市教育委員会は2023年度、継続を含めて小中学校6校の改築を進める計画だ。うち明園小と発寒中に着工する。設計などを含めた事業費は各校30億円に上る。

 着工する2校はいずれも1967年の建設。老朽化が進んでいることから建て替える。22年度は実施設計を進めている。23年10月に校舎建設を開始し、25年2月ごろの完了を目指す。

 明園小(東区北19条東4丁目1の1)の新校舎はRC造、4階、延べ6473m²の規模で、元町南児童会館と複合化。現校舎を使用しながら建てる。配置の関係から1期で校舎、2期で児童会館(延べ300m²)、多目的ホール(同150m²)、給食棟(同350m²)を整備。発注は一括とする。

 現在の元町南児童会館は解体し、土地は売却する見込み。完成は26年度以降を想定している。

発寒中新校舎の完成イメージ

 発寒中(西区発寒5条7丁目1の1)の新校舎はRC造、4階、延べ8010m²の規模。23年度は校舎建築のほか、現校舎の一部解体を進める。

 建設中の仮設校舎は23年3月末ごろに完成。新校舎の完成後、25年度に解体する計画だ。

 22年度までに着工した東山小、光陽小、元町北小、山の手小の改築を継続する。それぞれ児童会館や地域会議室、まちづくりセンターなど複合化。23年度の完成を予定する。

 このほか、本町小、東山小、発寒中、向陵中の校舎を解体。向陵中は23年度に仮設校舎を建設し、24年度に新校舎に着工する計画だ。

 学校施設維持更新基本計画に基づき、時期が集中しないよう年3校ペースで改築を進めているが、今後は市内学校の7―8割が改築対象になる。このため、改築からリニューアル改修へのシフトや対象校数の変更などを検討。23年度に計画を改定し、24年度からの運用を目指している。

 


ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 北海道水替事業協同組合
  • 日本仮設
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,425)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,291)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,259)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,124)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (843)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。