護岸310mなど整備 24年度までの残事業費3.7億円試算
稚内建管は、稚内市内にある大岬海岸高潮対策の2023年度要望として護岸310mと斜路5m整備に2億4000万円を要望している。海岸背後地の人家や公共・民間施設などの安全確保を目的に898mにわたり護岸を施す。事業期間は24年度までで、23年度以降の残事業費は3億7000万円を試算している。
同海岸は国道238号沿いの稚内市宗谷岬地区に位置し、背後には人家や水産加工場、学校などの施設が集中。整備から40年以上が経過していることや近年は波浪による越波などがたびたび起き、被害が発生していた。
そこで同建管は、延長898mのうち、309mで護岸を新設し、589mで既設護岸のかさ上げを施す計画で20年度に着工した。22年度は護岸56.4mの新設を進めた。23年度要望では護岸のほか、調査設計を要望している。