来場客に多彩な技披露
札幌市は6日、市内のカナモトホールで2023年消防出初め式を開いた。秋元克広市長による部隊観閲や、岡本征仁消防局長らの年頭決意表明が行われ、消防職員らが防災・防火への気持ちを新たにした。
消防職員や消防団員の士気高揚、市民の防火・防災意識の啓発などを目的として1874年から続いている。
秋元市長は「消防団の皆さんを中心とした地域防災を充実、強化するなど、効果的な防災・減災対策に力を入れる」と意気込みを述べた。
札幌市議会の細川正人議長は「危機に直面した際は皆さんが頼りになる存在だ」と消防職員らに伝えた上で、市議会も災害に強いまちづくりの一翼を担い、防災対策の推進などを最大限に進める考えを示した。
式典後のイベントでは、消防音楽隊が映画音楽やテレビ番組のテーマ曲などを演奏したほか、北海道鳶工業会の木遣り保存会が木やり歌やまとい振りを実演。高さ約6mの青竹のはしごに登り、多様な技を披露して来場客や来賓を楽しませた。