宅地60区画など新設
江別市は、はやぶさ運動広場と文化財整理室跡地利活用の契約候補者を拓豊開発(札幌市中央区南5条西23丁目2の8、佐藤義昭社長)など3社で構成する共同体に決めた。60区画程度の宅地や約1000m²の公園を新設する。10月の造成開始、2024年の住宅建設を見込む。
大麻北町520の2にある2万969m²を活用し、子育て世代やファミリー層の転入促進を図る。最低売却価格は1億3000万円。文化財整理室(RC造、平屋、延べ1225m²)など、残る建物の年内解体を条件とした。
共同体は拓豊開発のほか、拓殖設計(札幌市中央区南5条西23丁目2の7、佐藤義昭社長)、みらいレーベン(札幌市豊平区美園8条3丁目3の2、河原昌文社長)で構成する。
宅地や公園整備に加え、雪対策として全区画に融雪槽と宅地内雪堆積スペースを備える。カーボンニュートラルの取り組みでは宅配ボックスを標準装備。このほか、宅地造成する区域の自治会設立支援に取り組む。
22年8月に公募型プロポーザルを公告し、同者を含め3者が参加。12月20日の審査を経て決めた。3月に契約を結ぶ見通しだ。
4日の年頭記者会見で三好昇市長は「江別市に住みたくても土地がないと言われている。早く提供できる体制をつくる必要があり、その一助になる」と期待を寄せた。