土木A1の単体かJV
札幌市は整備中の3・3・83山本通4車線化で、山本跨線橋新橋上部を2月8日に一般競争公告する予定だ。対象は土木A1等級の単体か共同体。金額区分は2億5000万円以上5億円未満で、2月中旬の入札を予定している。
山本通4車線化は厚別通との交差点から、三里川に架かる厚別東橋までの1820mが事業区間。厚別通―北13条北郷通間の山本川工区(540m)、北13条北郷通―厚別東橋間の山本跨線橋工区(1280m)に分けて整備している。
山本跨線橋工区は現橋の東側に新たな跨線橋を整備し、交通を切り替えた後、基礎部分を残して現橋を解体。その後、基礎を再利用して作り直し4車線化する。
新跨線橋は橋長276・9m、幅員12・8m。下部は逆T式橋台2基、張り出し式橋脚9基、上部はPC中空床版桁や鋼合成床版桁で計画している。2022年度は下部を施工中だ。
今回の工事は22年11月末に公表した発注見通しで追加。上部工の一部として、2径間連続ポストテンションPC中空床版桁を整備する。延長は54・9mを見込む。施工場所は厚別区厚別中央5条2丁目。工期は約360日間を想定する。
山本通4車線化は総事業費148億3700万円を試算。進捗率は42%で、残事業費に85億9900万円を見込む。33年度の完成を目指している。