千歳市は今夏、JR千歳駅西口広場再整備に着工する考えだ。複数年にまたがる事業で、2023年度はバスのロータリー化や各種乗降場を整備。4月の市長選終了後に一般競争公告し、必要であれば6月か7月の第2回市議会定例会で契約の承認を得て工事に入る。概算工事費は9500万円。年度内の完了を目指す。
駅前広場の再整備により、歩行者の道路横断や送迎時間帯の混雑といった課題を解消し、玄関口としての役割を果たせるよう交通安全や利便性を確保する。
東口は22年度に終えた。西口は23年度、バスのロータリー化や路線バス、タクシー、一般車の乗降場、身障者用停車場を設ける。実施設計はシン技術コンサルで進めた。
市長選を控えているが、当初予算への計上を考えている。ロータリー化と乗降場、停車場設置の一括発注を想定。この場合、契約に議会承認が必要になる。
24年度も2億3000万円を充てて整備を継続。路線バス乗降場と身障者用停車場のシェルター設置に取り組む。一部前倒しも検討している。
千歳駅2号連絡歩道改修など残る駅前広場の整備は、2期工事として計画。JR北海道が進める千歳駅高架橋耐震補強の進捗を見ながら進める考えで、早ければ28年度の実施設計を見込む。