稚内建管が着工要望 23年度は1.3億円、7月発注
稚内建管は、幌延町の幌延小近くで道道稚内幌延線通学路緊急対策の2023年度着工を要望している。歩行者の安全な通行確保を目的に延長400mにわたり歩車道を3m拡幅する。23年度は事業費1億3000万円を投じ、路盤・舗装250mなどを整備する。7月にも総合評価方式で発注する。
同路線は、稚内市声問4丁目の国道238号との交点から幌延町新興の国道40号との交点を結ぶ延長57.1km区間。稚内市と幌延町を結ぶ主要道道で、国道40号を補完する重要路線に位置付けている。沿線には稚内空港や沼川市街、有明市街があり、地域生活道路や緊急輸送道路としての役割を担う。
歩車道拡幅の対象箇所は幌延町6条北1丁目の養寿寺に面する交差点から同3条北1丁目8の2の幌延郵便局が面する交差点までの400m区間。幌延小の通学路となっているものの、歩道幅が狭く安全な通行に支障を来しているほか、車道もわだちやクラックが発生している。
これらの課題を解消するため、計画では現況幅員の車道5.5m、路肩両側1mずつ、歩道両側1.5mずつの計10.5mから、車道6m、路肩両側1.25mずつ、歩道両側2.5mずつの計13.5mへと拡幅する。
23年度要望では路盤・舗装のほか、家屋調査や、用地買収・補償を要望している。
事業期間は24年度までで、残事業費は1億9000万円を見込んでいる。