文京地区で温浴・宿泊施設など 25年度の開業予定
セントラルリーシングシステム(札幌市中央区大通西6丁目10の1、阿部直志社長)は、千歳市文京地区の敷地約6haに、温浴施設や宿泊施設、キャンプ場などを配置する複合型のレジャー拠点を計画している。2025年度の開業を予定し、用途地域の変更や敷地内にある市道を廃止するため、関係者と協議を進める。
複数の関係者によると、敷地内の源泉を使った温浴施設を中核施設とし、地産地消の飲食施設、子ども向けの施設を検討。南側敷地はアウトドアエリアと位置付け、コテージやキャンプ場を設置する考えだ。近隣住民への騒音に配慮するため、周囲に樹木を植えるという。各施設については既に設計を進めている。 千歳市文京1丁目4の1ほかに同社が保有する敷地約6haに建設する。一部、近隣住宅向けの駐車場として活用している。現状、用途地域が第一種中高層住居専用地域のため、大規模な施設開発ができるよう、第二種住居地域へ都市計画の変更を求める。1万m²以下の店舗、宿泊施設の建設が可能となる。
さらに、敷地内を分断している市道(面積2400m²)についても活用を想定。市道用地の取得を要望し、廃道に向けた協議を市と進める考えだ。
千歳市内では民間企業による大型投資が相次いでいる。トヨタ自動車など主要企業8社の支援を受けて設立したRapidus(本社・東京、ラピダス)は、工業団地の「千歳美々ワールド」で大規模な半導体工場を計画。千歳臨空工業団地では、米国企業が約16haの敷地を活用してウイスキー工場を新築する予定だ。