WTO対象見込み
札幌市水道局は2023年度、白川浄水場改修の一環で第4浄水棟新設に着工する。延べ約2万m²の規模。WTO政府調達協定の対象となる見込みで、上半期(4―9月)に公告する考え。30年度の完成を目指す。
白川浄水場は南区白川1814に位置。第1―第3浄水棟で構成している。老朽化や耐震性不足などから、既存施設を生かしながらの改修を計画。運転を停止して改修する必要があり、不足する給水能力を補うため4つ目となる浄水棟を新設する。
22年度は取水施設整備で導水渠と新沈砂池の新設に着工した。
第4浄水棟はRC造、地下4地上2階、延べ約1万9000m²の規模。給水能力は日16万m³、施設能力は日17万6000m³を想定する。
第4浄水棟と維持管理道路下の管をつなぐ場外連絡管、機械・電気設備も新設する。
30年度の完成後、第1―3浄水棟の改築方法や対象を検討する計画だ。
23年度予算案には第4浄水棟新設のほか、導水渠や新沈砂池の継続分、合わせて15億6600万円を計上。幅5m、4門の取水口新設も計画している。導水渠は23年度、新沈砂池は24年度までの完成を予定する。