新校舎RC造、3階、延べ9940m²の規模
札幌市教育委員会は基本設計を進めている仮称・真駒内地区義務教育学校の配置計画案をまとめた。南区真駒内泉町3丁目の真駒内桜山小敷地に児童会館と複合化して建てる。新校舎はRC造、3階、延べ9940m²の規模で、2024年秋ごろの着工を想定する。発注に当たってはWTO政府調達協定の対象となる見込みだ。
真駒内桜山小と真駒内中は建設から50年以上が経過。同時期の建設で、校区がおおむね一致することから、小中一貫教育のモデル校として新設する。
主体、設備ともに22年度に基本・実施設計を一括して発注。主体は都市設計研究所、設備はビーゴーイングが担っている。

真駒内地区義務教育学校の配置イメージ
普通教室24室のほか、1階に給食室(延べ370m²)、児童会館(延べ300m²)、多目的ホール(延べ150m²)を配置。各階にワークスペースを置き、3階にはイベントなどで活用できる多目的空間として屋外交流テラスを設置する計画だ。
1996年に建設した既存体育館を活用するほか、2つ目となる体育館をRC一部PC造、平屋、延べ1000m²の規模で新築する。
また、道警官庁舎跡地を取得し、第2グラウンドを整備する。
新校舎の実施設計を23年度末まで、解体などの設計を24年6月ごろまで進め、既存プールの解体や第2グラウンドの造成後、校舎を新築する。2カ年で建設し、第2体育館建設や既存校舎解体、グラウンド整備に入る考えだ。