北海道電力は24日、2023年度の電源開発計画を発表した。LNG火力の石狩湾新港2号機(56万9400kW)の着工時期を27年3月から31年3月、同3号機は32年3月から34年3月に見直した。工事中の京極3号機(揚水式水力)についても完成時期を33年度以降に延期している。
石狩湾新港2、3号機は、電力需給がひっ迫していないことや、カーボンニュートラルに向けた新技術導入を理由に着工時期を変更。運転開始を2号機は34年12月、3号機は37年12月とした。
休止・廃止は5カ所の発電所で実施する予定。石油火力の伊達1号機は23年11月、同2号機は24年3月に休止を予定。石炭火力の奈井江1、2号機は27年3月、砂川3、4号機は27年3月にそれぞれ廃止する考えだ。石油火力の音別1、2号機も廃止するが時期は未定としている。
このほか、水力発電の相沼内、大野、磯谷川第一と同第二、七飯に関しては、23―24年にかけて譲渡する。