弟子屈町、新築複合施設は延べ2900m² 24年6月着工へ

2023年03月29日 16時40分

温浴施設やプール、図書館などを計画

 弟子屈町は、新築する複合型地域観光交流拠点について、平屋、RC一部W造、延べ約2900m²の規模を見込んでいる。温浴施設やプール、図書館とラウンジを融合させた「ブックコモンズ」を中心に構成。脱炭素に向けてバイナリー発電や太陽光発電施設などを整備する。2024年6月の着工を目指す。

イメージパース。右側奥に複合施設、左側奥にバイナリー発電施設を配置する

 人口減少や中心市街地空洞化、地域経済低迷、公共施設などの老朽化といった課題に対応するため、中心市街地の中央1丁目13に位置する旧営林署跡地1万1776m²に複合施設を新築する。19年度に中心市街地再構築全体構想、20年度に同基本計画をまとめた。

 複合施設には、屈斜路湖をイメージした図書・読み聞かせスペースなどを配置する「ブックコモンズ」を設ける。846m²を確保し、カフェなどの設置も検討する。このほか、プールや男女別の大浴場と露天風呂、更衣室などを整備し、ドライサウナの導入も検討している。施設内には商工会や金融機関がテナントとして入る予定だ。

 駐車場は、施設内の地形を生かして約100台分を設ける。周辺の歩道が手狭なことから、敷地の北東側と北西側の歩道230mを対象に1m拡幅する。複合施設着工に合わせて取り掛かる予定だ。

 脱炭素化や環境を学ぶエリアを整備し、源泉や温泉熱を利用したプランと、太陽光発電などエネルギー活用フローを見える化する。エリア内にあるコラーレ広場は残し、お祭りやマルシェ、子ども向けイベント会場として利用する予定だ。

 このほど開催した町民ワークショップで基本設計を担うフィルドが説明した。8月まで基本設計を進め、24年3月までに実施設計をまとめる。国土交通省の都市構造再編集中支援事業に採択され次第着工し、26年1月の供用開始を目指す。


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