設計、施工、管理運営一括 事業費241億円
札幌市は白石破砕工場更新を4月第1週早々にも公告する。設計、施工、管理運営を一括するDBO方式を採用し、総事業費は241億5600万円。うち過半を設計・建設に充てる見込みだ。総合評価方式で9月下旬に落札者を決定する。
2024年第1回定例市議会で承認を経て、同2月の着手を目指す。事業期間は設計・建設が28年3月末までの約4年で、運営・維持管理が28年4月から48年3月末までの20年間。24―47年度の債務負担行為設定を提案する。
受注者は共同企業体を想定。プラント設備を設計・建設する代表企業や、建築物の設計・建設企業、運営・維持管理企業などで構成とし、参加資格には市の機械設備や建築、廃棄物処理業などの登録を求める。
新工場は篠路破砕工場の後継施設で、白石区東米里2170の白石清掃工場敷地10.1ha内に整備。事業用地1.8haに破砕施設や工場棟、計量棟などを建てる。資源物回収と埋め立て処理場の延命化が主目的だ。
5時間につき140㌧の処理能力で、大型ごみと燃やせないごみを破砕・選別する。エイト日本技術開発が22―23年度でアドバイザリー業務を進めている。
篠路破砕工場は、白石破砕工場の運営開始後に解体する。跡地には稼働中のごみ資源化工場やチップ工場を改築する計画だが、具体的な規模やスケジュールは未定だ。