公住長寿命化計画を更新
本別町は、公住向陽町団地の再編を検討している。15棟を除却・用途廃止し、4棟8戸を現地で建て替える。移転建て替えとして中心部の山手町に2棟8戸の新団地を建設する。このほか、新町団地の段階的な用途廃止を検討。公営住宅長寿命化計画の期間内に9棟36戸を廃止する方針だ。
前回計画を更新。期間は2023―32年度とし、管理戸数を22年度の410戸から320戸程度に縮小する。
市街地東部にある向陽町団地は1972―84年に建設。個別改善に取り組んできたが、一部が土砂災害警戒区域に入るため再編する。72、73年に建設した簡易耐火造、平屋の9棟36戸のうち、27年度までに4棟16戸を除却、32年度までに5棟20戸を用途廃止する。除却した跡地にはW造、平屋で4棟8戸を新築し、一部を駐車場に変更する。
建設は30年度から2カ年を見込む。不足分はまちなかへの高齢者向け住宅として山手町団地周辺に新築する考えだ。
このほか6棟30戸を用途廃止し、リモデルした4棟28戸と84年までに完成した2棟6戸は維持する。
77―86年建設の新町団地は3つに分け、段階的に用途廃止する。9棟36戸は改善に不向きなPC造を含むため、入居世帯の退去後に廃止。79、80年建設の4棟16戸は、木製建具など仕様が古いため33―42年度、その他の14棟56戸は45―53年度の用途廃止を想定する。
このほか勇足地区の星の里団地6棟12戸、勇愛団地4棟8戸、仙美里地区の朝陽の里団地は屋根や外壁の改善に取り組む。