2024年度の着工、25年度の開業を計画
新得町は、JR新得駅前周辺再整備で新築する複合施設の実施設計を5月に指名競争入札する予定だ。2024年度の着工と25年度の開業を計画。町産木材を活用し、地域の林業を学べる施設とする。
JR新得駅前のにぎわい創出などを目的に建設する。W造、2階、延べ1549m²の規模で、駅と新得町商工会の南側に建てる。
基本設計はドーコンが担当。南北に伸びた施設とし、内部のにぎわいを外からも見ることができる配置にする。
1階の北側には物販店舗を置き、十勝管内の特産品や食品などを取りそろえる。休憩・活動スペースは、公共交通機関の待ち時間やビジネスでの利用を見込み、Wi―Fi接続を可能とする。
2階には鉄道遺産を展示。多目的室は会議のほか、災害時に鉄道利用者の避難場所としても活用する。
事業費は9億5700万円を見込む。23年度予算に実施設計費4269万円を計上した。
このほか、宿泊温浴施設の新築も計画。24年度に実施設計、25年度に着工する見通しだ。