延長2km 23年度は測量や設計
稚内開建は、2023年度から国道40号稚内港電線共同溝の整備に取り掛かる。延長2kmにかけて電線を地中化する。23年度は測量や設計に着手し、早期の着工を目指す。
事業区間は中央4丁目から港5丁目までで、片側1kmずつの計2km。稚内港付近の国道沿いで、周囲には保健福祉センターや稚内消防署などが立地する。
共同溝に電線類の管路を敷き地中化することで、景観促進や歩道上のスペースを広げることが狙い。また、災害などの緊急時に輸送用道路としての役割を果たす。
地中の埋設物との関係に問題がなければ、歩道を掘削して電力用管路などを設置し、電柱を取り除く段取りだ。
23年度は測量と予備設計、詳細設計に着手する。第1四半期(4―6月)の発注を見込んでいる。
完成すれば17年度に事業化し、JR稚内駅近くを区間とする40号中央電線共同溝(延長1km)とつながる予定。同電線共同溝は残り300mで、23年度に施工する計画だ。また、道道天塩稚内線では、稚内建管が40号との交差点から途中の中央3丁目を分岐し、中央5丁目の交差点を終点とする延長1km区間で無電柱化に取り組んでいる。