23年度は永山西小建て替えなど 25年度に全校の対策完了
旭川市教育委員会は、2022年度末現在の小中学校耐震化状況をまとめた。未耐震は5小中まで縮減されていて、豊岡小屋体の建て替えが完了する25年度には全ての学校で耐震対策が完了。23年度は永山西小建て替えや日章小、明星中耐震改修に着工するほか、雨紛小は屋体の耐震改修に向けた設計に着手する。
市立の小学校は51校、中学校は26校あり、このうち耐震性が確保されていないのは日章小校舎・屋体、雨紛小屋体、永山西小校舎・屋体、豊岡小校舎・屋体、明星中校舎となっている。千代田小は22年度末に新校舎・屋体が完成し、耐震性が確保された。
23年度は永山西小校舎(RC造、3階、延べ6088m²)と屋体(S一部SRC造、平屋、延べ1303m²)の現地建て替えを主体2工区、電気2工区、管3工区の7分割で着工する。5月16日に主体2工区と衛生設備を一般競争入札し、6月には電気2工区、暖房設備、機械設備を入札する予定で、2カ年で完成させる。
校舎の現地建て替えが進む豊岡小は、24年度の屋体(S一部SRC造、平屋、延べ1339m²)着工を予定。こちらも2カ年で25年度に完成させる。
日章小は校舎(RC造、3階、延べ2739m²)と屋体(S造、平屋、延べ1010m²)の耐震改修を一括で8月に入札する予定。明星中は校舎の耐震改修を公告済みで、5月16日に開札する。どちらも24年度までの2カ年で施工する。
雨紛小の屋体(S造、平屋、延べ564m²)は、6月に耐震改修設計を入札。24年度の着工を目指す。
豊岡小の屋体現地建て替えが完了する25年度には、全小中の主要な施設は耐震性が確保される。26年度以降は給排水設備や屋根など外装の老朽化対策にシフトしていく考えだ。