測量など関係調査の指名競争入札を5月に予定
余市町は一般廃棄物最終処分場クリーンセンターの拡張を検討している。第2期埋め立て地の容量が上限に近づいているため。第2期の延命か第3期の新設か方向性を2023年度内に決める考えだ。測量など関係調査の指名競争入札を5月に予定している。
クリーンセンターは豊丘町850に位置。第2期埋め立て地は面積6770m²、容量3万5000m³の規模で11年度に供用開始した。サンドイッチ工法で埋め立てている。
25年度末まで使用する計画だが、想定よりも早いペースで埋め立てが進んでいる。このため軽微変更の制度を使い、22年度に容量を3万8426m³に引き上げたが、期間末まで利用できるかは不透明な状況だ。
民間への処分委託も検討したが、輸送費をはじめコストがネックとなり取りやめた。拡張できれば既存の水処理施設などを活用でき、メリットが大きい。
所管する環境対策課は、第2期埋め立て地を拡張しても3、4年の延命であれば費用対効果が低いとみて、第3期を造成した場合のコストと比較し総合的に判断する考え。残余量が足りないため「24年度には(設計など)何らかの動きをする必要があるだろう」(同課)としている。