留萌港に小麦サイロ新設 市が基本設計着手へ

2023年04月28日 16時30分

600t級6基で15億円程度

 留萌市は、留萌港南岸地区に新設を計画している小麦の集出荷施設について、2023年度は基本設計に着手する。1基当たりの容量が600tのサイロを6基新設する計画。既存の小麦倉庫は留萌、上川、北空知地区で生産した小麦を収容し道外に移送しているが、計量や船積み方法が非効率なため、抜本的な改善を図る。総事業費は15億円程度をみている。

 既存の小麦倉庫は、留萌港南岸地区の明元町2丁目14の2に位置する。1966年の建設で、RC造、4階、延べ3246m²の規模。91年から小麦を扱っている。

 留萌、上川、北空知地区で生産している小麦の主な品種は、きたほなみ、ゆめちから、春よ恋など。3地区の年間生産規模は合わせて約6万5000t。このうち約4万tは他港から道外に移送し、約1万tは道内向けに陸送している。現在の倉庫で扱える量は1万5000tほどにとどまる。

 小麦は1t詰めのパックに入った状態で倉庫に運ばれるが、計量時には中身を全て出し、詰め直す。船に積む際はパックをフォークリフトで運ぶなど非効率な作業環境となっている。

 小麦集出荷施設の新設で市は現状の課題を大幅に改善する方針だ。トラックリフトによる小麦の荷受けや計量、ベルトコンベヤーによる船積みが可能な規模や仕組みに改良する。

 市は基本設計の発注に向け、サイロの構造や処理能力の精査などを農業協同組合やホクレンなどと協議している。実施設計や着工の時期は、基本設計の成果品が仕上がった後に決める考えだ。


関連キーワード: 港湾 物流施設

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

北海道建設新聞社新卒・キャリア記者採用募集バナー
  • 川崎建設
  • オノデラ
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (6,301)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,581)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,537)
おとなの養生訓 第126回「なぜ吐くのか」 空腹時...
2017年12月22日 (1,422)
おとなの養生訓 第203回「おかゆ」 消化時間、白...
2021年03月15日 (1,067)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。