主体と設備を一括発注
江差町は、旧江光ビル跡地での複合施設「仮称・コミュニティプラザえさし」新築を今月下旬にも指名する。6月上旬の入札、年度内の完成を目指す。本体は主体と設備を一括発注する予定で、外構を含めるかは今後固める。
建設地は新地町7の1の1136m²で、2015年解体の旧江光ビル跡地。規模はW造、2階、延べ430m²とし、中心市街地の活性化や町民の利便性向上を図る。
1階に交流ホール2室や活動室を配置するほか、バス待合室や公衆トイレを設ける。2階は中高生の勉強利用などを想定したシェアスペース。屋外にテーブルや椅子を置くテラスを確保する。
外構は身障者用1台を含む駐車場14台分を用意する。ビル跡地で定期開催されていた軽トラ市などのイベントにも使えるようにする。
コムズワークが2022年度に基本計画策定と基本設計を進めた。6月上旬まで実施設計をしている。
特殊な地盤のため、実施設計を踏まえて外構を別発注とする可能性がある。本体、外構とも入札後、6月開会の第2回定例町議会で契約承認を得てから着工する。総工費に3億522万円を試算している。
完成は本体が12月末、外構が24年1、2月ごろを想定。備品搬入などの準備を経て、同5月の開業を目指す。