石狩市が受託者募集 参加表明書の提出期限は23日
石狩市は、公募型プロポーザル方式で官民連携手法による新たな軌道系交通の導入可能性調査の受託者募集を開始した。参加表明書の提出期限は23日午後5時15分まで、企画提案書を6月5日まで受け付け、同14日のプレゼンテーションを経て7月上旬以降の契約を見込む。業務期間は2024年2月29日まで。契約上限額は税込み1394万円としている。
国土交通省の「先導的官民連携支援事業」による補助金の採択を受けた。市は国交省に対し、都市型ロープウエーの建設と、運行には地域の再生可能エネルギーを使うと提案。脱炭素型を目指すとともに、軌道ルートに電力網を構築し、近隣市町村への供給につなぐ点が評価された。年度内に結果を取りまとめる。
石狩市は、軌道系交通の導入を実現するため、1985年にモノレール構想を発表している。建設費などの面で採算確保が困難という結果に至り、04年度に導入を断念。近年の目覚ましい交通技術向上を踏まえ、市内でどのような軌道系交通が導入できるか、あらためて調査する。
業務内容は前提条件の整理、事業パターン整理、事業手法検討、事業スキーム評価、これらの成果を取りまとめて、業務報告書や概要版資料などを作成する。
参加資格は23・24年度の市競争入札参加資格者登録名簿に登録されている者で過去10年以内に官公庁などの官民連携事業化交通事業の検討業務を受託していることを求める。
参加表明書の提出後、24日に資格審査結果を通知する。6月14日のプレゼンテーション後、7日以内に結果を通知する。
問い合わせ提出先は企画経済部企業連携推進課、電話0133(72)3158。