中央公園に屋根付き施設を検討
上士幌町は、時代の変化に対応する公園づくりを目指し、公園整備等基本構想をまとめた。各公園の改善点などを洗い出し、整備優先度を決定。役場庁舎南側にある中央公園に屋根付き施設の設置などを検討する。利用状況を踏まえて再編も視野に入れる考え。計画期間は設けず、内容は必要に応じて改定する。
町内に町民や近隣市自治体住民の利用を想定した公園が8カ所、街区ごとの利用を想定した公園が11カ所ある。現状の機能維持を前提に、今後10年間の長寿命化概算費用は5596万円を見込んでいる。
周辺施設や住環境との関係性を重要視する。各公園に性格づけし、大規模な敷地面積の公園は多様な使い方への対応を見込む。
役場庁舎の南側にある中央公園は、敷地1万4205m²。東側にある認定こども園とのつながりを意識し、芝生エリアや親水施設設置、雨天時でも遊べる屋根付き施設や雪遊びエリアの整備を検討する。加えて、樹木植栽や散策路設置などの空間整備を進める考えだ。
上士幌236に位置する交通公園は、敷地6750m²でトイレやパークゴルフ場、休憩施設を有する。住宅地と商店街をつなぐ中心的な拠点として、施設の再配置などを検討する。
このほか、広場や園路は舗装や芝生を必要に応じて補修を継続。遊具や関連施設は利用状況を踏まえて撤去する可能性もある。
今後は各公園の問題点などを客観的に評価し、整備の優先度を決める姿勢だ。