基本・実施設計を6月ごろ指名競争入札
広尾町は、特別養護老人ホームつつじ苑の建て替えの基本・実施設計を6月ごろに指名競争入札する見通しだ。用地は旧丸山保育所を解体して確保。16日の臨時町議会で設計費や旧丸山保育所解体費などを補正提案する。工事は早ければ2024年5月に指名競争入札する見込み。25年度の供用開始を目指している。
公園通南4丁目1にある現施設は1981年に整備した。RC造、平屋、延べ1628m²の規模。入所定員は50人で、ショートステイは10人を受け入れている。
新施設は、RC造、平屋、延べ1600m²程度の規模を想定。人口減少を考慮して入所定員は29床、ショートステイは1床に減らすが、ユニット型の個室化に伴い、現施設と同程度の規模となる。工事費は8億1800万円を試算する。
工事を分割で発注するかは検討中だ。現施設は残す方針としていて、利活用方法は今後協議する。
用地は現施設の南側に位置する旧丸山保育所を解体して確保する。解体に先立ってアスベスト調査を実施。6月に指名競争入札する予定で、業務期間は2、3カ月を見ている。解体の指名時期と工期は未定だが、アスベスト調査の完了後すぐに取り掛かる考え。
16日の臨時会で、介護サービス事業特別会計に旧丸山保育所のアスベスト調査費150万円、解体費1879万7000円、特養老人ホーム基本・実施設計費3846万8000円を補正提案する見通しだ。